

Reverse Peel とは
肝斑・色素沈着に特化した
ピーリング治療
リバースピール
肝斑や色素沈着を深部から改善
リバースピールとはケミカルピーリングの
一種で肝斑や色素沈着の改善に特化した
ピーリング施術です
3つの製剤を用いることで
真皮層・表皮の深層・表皮の浅層
といった皮膚の全層にアプローチします
リバースピールでは
reverse(リバース)という名前の通り
皮膚の深層に作用してから
表層に作用するという逆方向の
アプローチにより
深層にある色素沈着を段階的に
緩和した後 表層の色素沈着の
除去を促します
皮膚の深層から表層にかけて
作用していくことで
皮膚の深層のメラニン色素を無色化し
表層の古い角質を除去して
メラニン色素の排出を促すことで
肝斑や色素沈着を改善へと導きます
肝斑や色素沈着が原因で
他の美容施術がおこなえなかった方にも
さまざまな施術へと繋げることができる
リバースピールは色素沈着治療の
有効手段のひとつとして
非常に価値が高い施術といえます
また肌への負担が少ないため
治療後の皮むけが起こりにくく
ダウンタイムも短い傾向にあります
01
リバースピール
が向いている方
肝斑・色素沈着が気になる方
レーザー治療など照射系以外の治療で
肝斑を改善したい方
ほかの治療で肝斑の改善効果が
得られなかった方
ほかの治療で肝斑が
再発してしまった方
慢性的なくすみを改善したい方
ニキビ痕が気になる方
ダウンタイムが短い
治療を希望する方
02
Q&A
リバースピールの頻度・施術間隔・経過は?
リバースピールの施術は2週間に1回を
5回程度繰り返すのが1クールです
その後は
メンテナンスのために1カ月~3カ月に
3回程度定期的に施術を受ける
ことをおすすめします
施術間隔は2週間より長く空けても
効果に違いはないとされており
望む結果が出るまで継続して
おこなうことができます
施術の経過としては1回で効果を
実感する場合もありますが3回目以降で
色素が目立たなくなったといった
改善効果を感じることが多いとされています
リバースピールの痛みは?
施術中に痛みやチクチク ヒリヒリするような
灼熱感が生じる場合があります
強い痛みを感じた場合には
中和剤を塗布することで
すぐに痛みは和らぎます
リバースピールのダウンタイムやリスクは?
リバースピールの施術には
ダウンタイムがほとんどありません
施術後は日焼け止めを塗布し
普段通りのメイクをすることができます
リスクとしては肌の調子によって
赤み・皮むけ・痂皮が生じる場合があります
赤みは数時間~3日程度で
消失することがほとんどです
皮むけや痂皮が生じた場合は充分に保湿をして
自然に剥がれるのを待ちます
無理に剥がすと色素沈着や瘢痕の
原因となることがあります
03
リバースピールの注意事項
施術後は紫外線対策を徹底してください
外出の際はSPF 50+の日焼け止めを使用し
長時間屋外で過ごす際は塗り直すなど
しっかり対策するようにしてください
施術当日は皮膚が敏感になっています
洗顔・入浴・メイクは施術当日から可能ですが
施術部位を擦らないよう注意し
充分に保湿させる必要があります
トレチノインが含まれるクリームなどを
使用中であれば施術の2週間前に
中止が必要です
アートメイクは色素が薄くなる
可能性があるためアートメイクを施している
部位への施術は推奨されません
以下の方はリバースピールが受けられません
皮膚に強い炎症がある方
皮疹又はヘルペス発疹がある方
過敏性肌の方
脂漏性皮膚炎の方
アトピー性皮膚炎の方
妊婦及び授乳中の方
肝斑の原因と必要な対処法
肝斑はシミの一種ですが
いわゆる一般的なシミである
「老人性色素斑」とは病態が異なるので
治療方法も異なります
おもに目尻の下あたりから左右対称にでき
30代~50代の女性に多く見られますが
老人性色素斑と混在することもあり
肝斑なのかどうかを自己判断するのは
むずかしいとされています
肝斑の原因は紫外線やホルモンバランスの
乱れ 肌への摩擦刺激などが
考えられていますがメカニズムは
解明されていません

皮膚に生じるシミは
皮膚の表皮に存在するメラノサイトと
ケラチノサイトという細胞の
働きによるものです
表皮の基底層に存在するメラノサイトは
メラニン色素を合成・貯蔵する
メラノソームを形成します
メラノソームはケラチノサイト(角化細胞)に
受け渡されることで紫外線によって
ケラチノサイトのDNAが損傷するのを
防いでいます
同時に皮膚にはメラニン色素による
黒褐色の斑点が生じるのです
一般的なシミといわれる「老人性色素斑」は
レーザー治療などでメラニン色素を蓄えた
ケラチノサイトを壊すことで
改善を目指します
しかし肝斑ではケラチノサイトを
壊せたとしても見られる効果は
一時的です
肝斑はケラチノサイトが
増えているのではなく
メラノサイトが過活動になっている
状態にあるためで改善するには
メラノサイトの活動性を
落ち着かせる必要があります
リバースピールの3つの製剤と
作用の仕組み
リバースピールの製剤と
それぞれの作用
皮膚は外側から表皮層・真皮層と
層状になっています
リバースピールでは
RsP1・RsP2・RsP3の
3つの製剤を使うことで
真皮層(皮膚の深層)
表皮の深層(皮膚の中間層)
表皮の浅層(皮膚の浅層)と皮膚の全層に
働きかけます
皮膚の深層から浅層にかけて
働きかける
RsP1

RsP1の主な成分はマッサージピールの
製剤PRX-T33と同じで
トリクロロ酢酸(高濃度TCA)
低濃度過酸化水素(H2O2)
コウジ酸です
TCAはH2O2とコウジ酸の浸透性を
高める働きをしています
また皮膚の新陳代謝である
ターンオーバーを促進します
H2O2によりメラニン色素が
酸化されることで
メラニン色素は粒子が分解されて
小さくなり無色化していくとされています
また
低濃度H2O2はTCAが持つ強力な
剥離作用 炎症作用を抑制することで
真皮層の炎症を調節します
さらに
コウジ酸による美白作用が期待できます
リバースピールはマッサージピールと
同じ成分が含まれているため肌のハリや
弾力の回復といったマッサージピールの
作用も期待できるといえます
皮膚の中間層から浅層に
働きかける
RsP2

RsP2の主な成分は
高濃度乳酸・フィチン酸です
高濃度乳酸は乳酸としての効果を制限する
ポリ乳酸への自発重合(自ら結合すること)を
避けられる最大の濃度78%で
配合されています
基底層に届き表層を傷つけることなく
内側からメラニン色素を排出します
フィチン酸は体内の異物や老廃物を
捕食するマクロファージの機能を高め
メラニン色素を貪食 除去する
美白作用や
生活環境で蓄積する重金属を除去し
肌トラブルを予防する
キレート作用が期待できます
表皮の浅層に
働きかける
RsP3

RsP3の主な成分は
多種のヒドロキシ酸 フィチン酸
コウジ酸です
ヒドロキシ酸はいわゆる一般的な
ピーリングの製剤として使われる
サリチル酸 グリコール酸 マンデル酸
が含まれ表皮浅層のメラニン色素を
排出するピーリング効果があります
フィチン酸はRsP2と同じ様に
美白作用とキレート作用
コウジ酸はRsP1と同様
美白へ導く作用が期待できます